名刺の起源

名刺はビジネスの場において、相手に自分を覚えておいてもらうために欠かせないものです。
名前は一度聞いただけでは覚えられませんし、会社名を記しておけば、後々必要となった時に連絡をもらうことができます。
では、名刺はいつごろから使われるようになったのでしょうか。


名刺の誕生については2つの有力な説があり、どちらも中国が起源だといわれています。
一つは約2000年前、高貴な人や地位の高い人に面会を申し出る際に取次ぎの人に名刺を渡していたという説です。
紙はまだ発明されていなかったため、竹に名前を刻み付ける行動そのものが「名を刺す」つまり名刺と名づけられたといわれています。


もう一つの説は617年~907年の唐時代に、訪問先が留守の時に自分の名前を書いた木製や竹製の札を玄関の戸口に刺す習慣から広まったという説です。
1984には三国時代の武将の墓で竹の札が見つかっており、これが現存する中で最古の名刺といわれていますので、一つ目の説が有力だと考えられています。
中国で誕生した名刺は、その後欧米に広がり、日本に伝えられることとなります。


ヨーロッパで使われるようになったのは16世紀ごろで、18世紀末ごろにはヨーロッパ全土で使われるようになりました。
19世紀初頭のフランスでは、写真が入った名刺が特許を取得しています。


日本へ伝わったのは1814年の写真の伝来のころで、「名札」や「手札」と呼ばれていました。
上流階級や役人が使っており、ペリーとの開国交渉に名刺を交換したとの記録があります。

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